現在、ドラマ『警視庁・捜査一課長』に、出演している矢野浩二さん。
反日の中国で“最も有名な日本人”として愛されていることが分かる感動エピソードを、出身地や嫁、気になる殴打事件の情報とあわせて紹介したいと思います。
矢野浩二の出身地や嫁って?
高校卒業後に、バーテンとして働いていた矢野さんは、常連さんに言われた“東京に出て役者になれ”という言葉を真に受け上京し、俳優養成所を経て、森田健作さんの運転手兼付き人を、約8年間務めたそうです。
映画やドラマのエキストラしか仕事がない中、中国ドラマ『永遠の恋人』の話が舞い込み、主役の一人として出演したそうです。
ドラマ自体はヒットしなかったそうですが、その時の中国人スタッフに誘われたことがキッカケで、中国に渡ることを決意したそうです。
そんな矢野さんは、広告会社勤務の一般女性と結婚されていて、2010年には女の子が生まれており、名前は心月と言うんだそうです。
友人との食事会の時に紹介されたそうですが、矢野さんの一目惚で、2年の交際を経て結婚したんだとか。
日本での仕事が無く、中国でのドラマ出演をきっかけに中国へ渡った矢野さんが、中国に最も愛されていることが分かる感動エピソードとはどういったものなのでしょうか。
矢野浩二の中国での感動エピソードって?殴打事件も気になる!
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当時、必死に北京語を勉強していた矢野さんに来る仕事は、抗日ドラマの日本の軍人役ばかリだったそうです。
中国では、日本人が徹底的に悪者として扱われる抗日ドラマがいちばん視聴率が良く、でたらめな日本語に翻訳されていたドラマに、日本語と北京語が話せる矢野さんは、都合が良かったようです。
矢野さんのユーモア溢れる性格や、日本人独特の礼儀正しさ、スタッフさんへの気遣い等、矢野さんの人柄に、一緒に仕事をした現場の人たちは惹かれていったそうです。
どんどん仕事の話が舞い込むようになった矢野さんですが、その内容は日本人のイメージが悪くなるような悪役ばかリ、かといって断れば支えてくれているスタッフを裏切ることになる、と一人悩み続けていたそうです。
そんな時、何度か一緒に仕事をした映画監督に呼び出され、悩んでいることを見透かされたそうです。
その監督に、「もう悪い日本人の役を演じるのはやめなさい」といわれた矢野さんは、クビを覚悟で正直な気持ちを事務所に伝えたそうです。
事務所も矢野さんの気持ちを理解してくれ、抗日ドラマの悪役はすべて断ってくれたんだとか。
もちろん仕事は一切来なくなったそうですが、事務所が矢野さんをクビにすることはなかったそうです。
仕事がなくなった矢野さんですが、中国に居続け、今まで一緒に仕事をした人たちの誕生日やお正月など、特別な日には必ずメールや電話をしていたそうで、みんな矢野さんのことを忘れることはなかったそうです。
そんな日が続いて半年ほどたったある日、矢野さんにトーク番組のオファーがあったそうです。
3人の外国人が出演し、日本人ならではの失敗談を話すというもので、大阪出身の矢野さんは、失敗談を面白おかしく話したそうです。
悪役ばかりだった矢野さんの怖そうなイメージを覆すキャラクターが観客に受け、評判も良かったために、番組始まって以来初めての、2週に渡って放送されるという快挙を成し遂げたそうです。
その後、バラエティの仕事も増えた矢野さんは、SMAPやw-indsもゲスト出演したことがあるという、大人気のバラエティ番組『点点向上』のMCとして活躍されます。
気になる殴打事件もこの頃だそうで、2012年秋頃、尖閣諸島の問題で反日デモが起こった際、『点点向上』の出演が見合わされ、日本人の起用もしばらくないということで、帰国したそうです。
その際、「日本人のくせに反日ドラマに出ている」と非難され、殴打されてしまったそうです。
日本では報道されなかったそうですが、中国では有名なエピソードだそうで、「矢野浩二は日本に帰国した際に右翼から殴打された」とネット上で話題なり、「矢野はもう日本に帰らない方がいい」など擁護する書き込みが多数あったんだそうです。
中国の歴史ドラマに、中国人の役で矢野さんが出演したのも、“中国人の役を日本人が演じる”なんてありえないほどの快挙で、それだけ矢野さんが中国で人気だということが分かりますね。
2007年“ニューズウィーク日本版・世界が尊敬する日本人100人”の一人に選出され、在中国10年目の2011年に“最優秀外国人俳優賞”を日本人として初めて受賞、2015年には“平成27年度外務大臣表彰”を受賞するなど、矢野さんの活躍が評価されています。
2015年1月1日付で、オスカープロモーションに所属、日本でも本格的に活動され、“今後は拠点を日本に移す”と表明されている矢野さんが、これからもますます活躍されることを期待したいと思います。
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